猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

2018-07-23から1日間の記事一覧

ぼくと妻#3〜トーザ・カロットの人々

窪みでの生活を 不幸だとも悲しいとも思わなかったが 二つ足の猫と恋に落ちたものだから やっぱり そのままそこで暮らすのは難しかった 仲間はさびしがっていたが 雨の日に毛糸屋で会う楽しみができたと 快く送り出してくれた 窪みを捨て “そうさねえ”の口癖…