猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

妬むことすら

小さな青い星にとりこまれ

どこへでも行けそうで

どこにも飛べなくて

あたしは何も知らないままで

泣くことだけが真実だと思ってた


小さな青い星にとりこまれ

誰にでもやさしくできそうで

誰からも見捨てられて

あたしは何も知らないままで

笑うことだけが現実だと思ってた


小さな青い星にとりこまれ

何にでもなれそうで

何にもなれなくて

あたしは何も知らないままで

妬むことすら美しいと思ってた