猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

ひとときの熱

一陣の風に身構え

小さく雲が叫んだ

きみに届かず

春を見送る

そんな朝のことでした


ひとときの熱にとまどい

小さく声をあげた

ぼくに届かず

春に涙する

そんな雨の朝でした