猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

とてもひどい風が吹いた

とてもひどい風が吹きました

頬を打ち

心を乱し

足元が見えなくなるほどの


とてもひどい風が吹きました

髪を乱し

足枷をし

息ができなくなるほどの


そんな出会いをしてしまったのに

恋でも憎しみでもなかったと

思いこもうとしています