2018-01-05 猫のつぶやき 童話詩 声をかけたのは 今思えば あなたのほうからでした 腕時計がキライだったのに その日は無理やりつけさせられていたのです おしゃれだなんだと決めつける身勝手な同居人に 我慢できずに逃げ出して 首元の重さばかり気にして ふるふる ふるふる 身震いしていたのです そんなわたしに “おいで” 短く声をかけてくれたので かぎしっぽをふるん またお家を見つけました