猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

rétro box

行ったことのない国の匂いが袋からこぼれた

コーヒーは

懐かしくて少し甘く

遠くて少し苦かった

 

ディスクをそっと機械に押し入れると

夢と不思議が

さわさわとあふれた

 

種は

いつだってほんのり秘密を抱えてる

息吹き花を咲かせ

実を結び

あなたやわたしの元に届くでしょう

 

そうしてまたいつか

風にのって

あなたやわたしの知らない誰かの元に届くでしょう

 

いつまでもいつまでも

くりかえしくりかえし

笑顔がつながっていきますように

 

旅が続きますように

 

*「映画の妖精 フィルとムー」への手紙(「行ったことのない国の匂い」改題)

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