2017-12-14 からっぽ 童話詩 ふらりふらりといつものように ふかりふかりと土を踏みしめ ゆらりゆらりと歌っておりました ちらりちらり風が光ると さらりさらり雲が揺れて ぽかりぽかり時間が流れてゆきました 雪が降って指先凍えて 街にはもう誰もいません というより 星にはもう時間以外 なんにもなくなってしまいました 青くて小さい場所なので それでじゅうぶんなのだと かみさまは考えておられるのかも しれません