猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

それ

それは

ささいな思い込みと

わずかなすれ違いから

生まれた


瞬きする間にも

噂のカケラがばらまかれ

過去は

ほんの日常の愛らしい

出来事だったはずなのに


甘くて泣きそうになる

苦くて溺れそうになる


寒くて笑いだしそうになる