猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

ふわふわ

終わりもしなければ

始まりもしない

 

空から閉め出されそうになって

星からずり落ちそうになって

それでもそんな声がする

 

だから

 

こころをときどき脱ぐように

からだもときどき風に遊ばせてみる

 

終わりもしなければ

始まりもしない

 

大地から閉め出されそうになって

海からずり落ちそうになって

 

だけど

 

こころがふわふわただよって

からだと分かれてしまうから

 

眠れぬ夜がちらばっていくのです