猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

いつか会えたら

怒りを悲しみを寂しさを

ずっとずっとしまっていたものを


あなたに投げつけてあげる


憎しみを悔しさを不安を

きっときっと抱えきれないほど


あなたに食べさせてあげる


誓ったのは嘘ではなくて

大切だったのは嘘ではなくて

寄り添ったのも偽りではなくて


ただ

扉をあけなかっただけ


ただ

怖かっただけ


ただ

見えなかっただけ