猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

禁じられた遊び

好きだから


魔法も祈りも

遠ざけて


指折り数えた


眉をひそめる大人たち

そっぽを向く級友たち


好きだから


哀れみの眼差しはそこらじゅうに

歪んだ優しさもそこかしこに


「好き」


そう囁いて

並べ続けた


あなたの冷たい胸元に

終わらない歌を