2016-03-31 ミライ 童話詩 星がしがみついたビルの群れ 僕はようやく息をつく 捨てたはずの昨日が 今もまだ耳元で責め立てる ため息の合間に夢を語れば 胸の奥に澱が舞う 影がしがみついたビルの群れ 僕はようやく目を閉じた 失くしたはずの心臓が 今もまだカチカチと責め立てる