猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

多分ずっと

天空と星の

ちょうど中間の場所

 

ぼくたちは

ずっとずっとそこにいて

忘れてしまうぐらいそこにいて

 

多分かみさまに

愛されていたんだ

 

いつからだろう

かみさまが

すごくすごく遠くなった

 

かみさまの声が

すごくすごく微かになった

 

“かみさま”

そんな言葉さえ忘れそうな

ぼくたちは

 

多分かみさまに

愛されていたんだ