猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

いのち いのり

脆弱な足もとを

思わず踏みしめた

明日をつなぎとめたくて

ひしと

踏みしめた


その場所は温かく

空洞で

暗闇に包まれていた


いのちも

いのりも

まだこの手にあるのなら


誰かのために

使えばいい

誰かのために

歩けばいい


いのちも

いのりも

尽き果てるまで


歩いていけば

いい