猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

身勝手

足をとられた

迷う気持ちと戸惑いのせいで


足をすくわれた

自分以外の誰かのせいで


そんなふうに

勝手に何かのせいにして

勝手に人のせいにして

派手に転んで泣きじゃくりながら

ようやく思い出す


鏡に映ってるのは

いつも自分だったことを


他に誰もいなかったことを