猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

2018-12-15から1日間の記事一覧

瞬きの時

会えない間 きみは思い出してくれるだろうか 気持ちと距離について 誰かの定義を信じたわけじゃない だから 旅立ちの日も穏やかだった きみもそんな顔してたよな 会えない間 きみは思い出してくれただろうか ひと冬の日々を 瞬きの時を

寂しい二人

悲しくならなかった日を探すのは 簡単ではありません 心が悲しみに傾けば傾くほど 匂いも景色も鮮明になりすぎて ほんの些細なぬくもりや ほんの小さな幸せを 塗りつぶしてしまうからです 命の意味を 愛の意味を 見失うこともあって そんなことばかりではな…