猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

2018-03-04から1日間の記事一覧

きみのこと

温もりの記憶 ふたり通い詰めた本屋 「多分こっち」 あてずっぽうに歩くくせ まるでトリックアートだった ココアの苦味 ふたりわらいころげた寄席 「きっと平気」 あてずっぽうに空をよむくせ ぼくにとってトリックアートだった

猫と三つ目〜番外編〜

宇宙語あやつる 猫に抱かれて 瞳をこらして空をみた 人が消えてしばらくしてから もっともっと星は熱くなっていき 暮らしているのは 宇宙語操る猫たちと 三つ目のあたしらぐらいのもので よくよく争いごとが起きないなと 人が消えてなければ そう笑うだろう …