猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

夜と光とわたし

夜にあふれかえる

星の瞬きだけを喰べれば

この身から美しい音ばかりが

口をつくのだろうか

 

夜にあふれかえる

月の糸屑を纏ったなら

この身から恨みつらみなど

こぼれ落ちないのだろうか

 

口をつぐみ無理やり笑って

自分は幸せなのだと言い聞かせ

泣き笑いの道をいく