猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

わたしが滅びるその時は

わたしが滅びるその時は

誰もきっと泣かないでしょう

星も宇宙も何もかも

綺麗さっぱり消え去って

永遠という概念さえも無くなって

瞬間を重ねる意味も無くなって

絶望さえ甘美だったのに

小さく悔やむことからも

解放される

 

生まれる前に問われる

「猫の命か、すっくと立って人らのように生きる命か」

 

それで何もかもが決まるはずはないのに

最後のひとりかあるいは1匹になるのか

 

わたしが滅びるその時は

誰もきっと泣かないでしょう

星も宇宙も何もかも

綺麗さっぱり消え去って

永遠という概念さえも無くなって

瞬間を重ねる意味も無くなって

希望さえ邪魔だったのに

小さく悔やむことからも

解放される