猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

嘘と横顔

花散らしの感触が残る指で

きみの横顔に触れたいと心から願った

 

やさしくするほど嘘が降り積もるなら

春が消える前に会いたいと心から願った

 

青葉雨の降る街で

きみの横顔に触れたいと心から願った

 

恋するほど嘘がつのるのなら

春が消える前に会いたいと心から願った

 

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