猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

ちょっとだけ惜しいと思ってる

せみがかすかに

コオロギは切なく

マツムシは高らかに

鈴虫は悲しげに

 

それでもまだ

冷麺は美味しくて

それでもまだ

サイダーブルーを信じて

 

見つめる先には小さな入道雲

 

せみがかすかに

コオロギは切なく

マツムシは高らかに

鈴虫は悲しげに

 

そしてあたしは大嫌いな夏が消えるのを

ちょっとだけ惜しいと思ってる