猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

不燃ごみの集積場が敷地内にある。

やや重い扉を押し開けると半地下に続く階段があって、その先が集積場となる。

 

敷地外から回り込むようにすれば、扉も階段も使う必要はない。

だが、衆人環視(?)の中、ゴミ袋を手に歩くことになる。ジョギング中の人とすれ違う時など、思わず「ごめんなさい」と口をついて出てしまう。

物騒なことに巻き込まれても厄介なので、早々に諦めた。

 

ところで、筆者は分別が大変細かい街に暮らしている。ゴミを出さない日は週末ぐらいだ。

強風の日はやや重い扉が、かなり重い扉になる。

先日も、苦労しているところに人が通りかかり助けていただいた。

 

心の扉もどこか似ている。

向かい側から突風が吹けば、音をたてて閉じるものだ。

 

 

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