猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

出勤日

ぬかるむ道を歩く

 

なのか

己の感情なのか定かでないが

 

赤と緑でごった返した

ぬかるみをよろよろと歩いている

 

ほどけていった恋が

背中にもお腹にものしかかるのだ

 

ぬかるむ道を歩く

重みを増す踵を引きずりながら

職場へ続くはずの橋を渡っている

 

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