猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

食卓

焼き海苔の匂いが鼻につき


味噌汁と卵で
乱暴にのみくだす



顔も見たくないのは
お互いさま
なのに

まだもしかしたらと
淡く願う



 

バターの香りが胸をつき


サラダとコーヒーで
乱暴にのみくだす



触れたくないのは
お互いさま
なのに

まだ
もしかしたらと薄く笑う



 

早く行けば

お前こそ

 

今朝もまたしがみついてた

小さな愛の名残に

 

 

 

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