猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

それもいい/それでもいい

連れていってくれるのは

絶望や悲しみの空だけではないはず

希望を語れば指さされ

愛がわからないなんてと鼻で笑われ

自分を大事に

自分を好きに

それ以外に道はないなどと

諭される

 

好きになれなくてもいいのに

見捨てず寄り添うだけでも

骨が折れるものだ

 

嫌いだけど

仕方ねえな、全く

そんな心持ちの日だって

ふっと天から降ってくる

 

それもいい

それでもいい

連れていってくれるのは

絶望や悲しみの空だけではないはず