猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

それでもたぶんきっと今でも

わたしの「好き」は極端に狭く

不穏な匂いを感じとれば

人なら気取られぬよう

モノなら少し大胆に

そこから自由になるのである

 

わたしの「得意」は極端に狭く

幼い頃は本能的に

長じてからは潜っては浮き上がりを

繰り返し

手放したところでようやっと

本当の「大好き」を見つけたり

本当の「得意」に気がついたり

 

それでもたぶん

きっと今でも

わたしの「好き」は極端に狭く

不穏な匂いを感じとれば

人なら気取られぬよう

モノなら少し大胆に

そこから自由になるのである