わたしの「好き」は極端に狭く
不穏な匂いを感じとれば
人なら気取られぬよう
モノなら少し大胆に
そこから自由になるのである
わたしの「得意」は極端に狭く
幼い頃は本能的に
長じてからは潜っては浮き上がりを
繰り返し
手放したところでようやっと
本当の「大好き」を見つけたり
本当の「得意」に気がついたり
それでもたぶん
きっと今でも
わたしの「好き」は極端に狭く
不穏な匂いを感じとれば
人なら気取られぬよう
モノなら少し大胆に
そこから自由になるのである