猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

それは「…」ではなく

誰かの悲しみは

わたしのものではなく

誰かの喜びは

わたしのものではなく

共有して分かち合ってそれはそれで

尊く愛おしい

とは言っても

誰かの人生と交差はしても

誰かの人生を生きることはできないのだ

誰かの宇宙と同じものが映っても

誰かの宇宙にいるとは限らないのだ

 

それでも確かに

誰かの悲しみは

わたしのものではなく

誰かの喜びは

わたしのものではなく

共有して分かち合ってそれはそれで

尊く愛おしい

*TAE(イラストAC)