猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

そいつ

そいつは生真面目な星喰い屋

惜しげもなく暮らしぶりを晒す

見る者が興味より心配を大きくするほどの

 

勘の良さを呪う

彼が嫌いな自分を呪う

単語ひとつで

「こいつは俺とは合わねえや」

瞬時にわかってしまうんだ

 

いやいや待てよ

会えば印象も変わると言うではないか

それもそうだとノコノコ出かけ

もっとそいつが嫌いになった

 

そいつは生真面目な星喰い屋

惜しげもなく暮らしぶりを晒す

見る者が興味より心配を大きくするほどの

 

俺そっくりな姿カタチの