猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

侵食されたい

新しいことに侵食されたい

そう願う日々が今年もやってくる

 

侵食され続けて

いずれは黒々した感情が消えるなら

あの人への妬みも

この人への理不尽さも

まあそんなには不条理ではないだろうと

 

上書き

なんて単語ほどスッキリした感覚でなくていい

いつもいつまでも

あたしは新しい何かに

侵食されたがっているのだ