猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

寂寥

秋の海辺みたいだ

この悲しさは

手放した感情まで

繰り返し押し寄せる

 

秋の海辺みたいだ

この寂しさは

手放した言葉さえ

ヒタヒタと押し寄せる

 

秋の海辺みたいだ

この時間は

見失った背中にさえ

指が触れそうだ