猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

探す探している

探す

探している

今こうして半袖…は流石に控えるとして

七分袖のTシャツを選び

薄手のカーディガンを羽織る

いつもなら手招きするほど明らかな

冬の入り口が見つからない

 

造作もない

道を曲がったその向こうだと

詩人が言うので

ついうっかり信じてしまった

 

深々と吸い込まれた季節は

二度と現れず

今年も待ちぼうけの立ちぼうけ

 

詩人はどこかへ消えたので

次の季節はやっぱりさっぱり見つからない