猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

もっと。

冬休みは、

すりおろした生姜と柚子の香りで始まるのがお約束

風邪をひくかお腹を壊すかして寝込むことが多かったからだ

たまに葛湯を飲みたくなるのは、

身体に染み付いたそんな記憶のせいだろう

 

大人になって。

こんなに砂糖が入っているのかとびっくりして

自分で買うことをやめてしまった

 

ぐるぐるぐる、とかき混ぜて。

あなたとわたしの心模様が上手に描けるように。

 

もっと。

もっと上手に。