猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

水の中

知らない音が脳を満たし

重たい報せが体を覆う

うれしい知らせがかき消えて

かなしみの行方すら煩雑だ

 

それでも生きるのは

それでも息が続くのは

それでも涙を知ることは

それより術(すべ)を持たないままで

 

知らない音が脳を満たし

重たい報せが体を覆う

うれしい知らせがかき消えて

かなしみの行方すら煩雑だ