猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

きっと気にも留めない

見たいものだけが瞳に映る

聴きたい音だけが鼓膜を揺らす

淡い照明に満たされた足元は不確かで

季節が狂っても

時が暴走しても

きっと気にも留めないだろう

 

触れたいものだけに囲まれる

錠剤ひとつで胃袋が小躍りする

毒々しいほどの記憶は不鮮明で

間違いを犯しても

知恵を手放しても

きっと気にも留めないだろう

 

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