2023-04-18 確信 詩 詩人は嘘をつく 散文詩 日常光景 布を裂き紙を裂き ガラスを引っ掻いた そうまでしてようやく 「今日も生きてる」 そう確信する というよりどこかで絶望することに 安心を覚えるのだ 手放すことは日常になり 入れる知識は邪魔になり 乾いたり潤ったりしながら いずれ腐っていくものらしいが 布を裂き紙を裂き ガラスを引っ掻いた そうまでしてようやく 「今日もあたしでしかない」 そう絶望する ランキング参加中詩