2021-07-17 いちねんせい-2 日常光景 仮想現実 詩人は嘘をつく 一筋の光が見えて 人らという生き物も 案外捨てたもんじゃないと チラと夢想する まあ 一縷の望みを持つ日が 全くないとは言い切れない この星の誰もが 右往左往にすっかり疲れ あるいは 自分だけの確信に危うくすがりながら なんとか巣食っている やがて光は闇を生む 光に染まれば闇が舞う 我先にと 完了したと 意味深いと 意味などないと 心ありものと心なきものの 鬩ぎ合いが 流れ続けるのだ RF素材