猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

頬に浮かぶ悲しみ

「どこにでも、いる」

 

その人の頬に悲しみが浮かんで

すぐに消えた

励ますことが無意識の意地悪につながりそうな

わたしたちは同じ光景を見たのである

 

ため息はつかない

不穏な空気を察したら姿を消す

自分を大事にすることは

逃げじゃない

その上で

できることがあればそうする

できる限りプラスの方向へ

 

「いろいろな考え方、あるのはわかるけど」

私もそれ以上は紡がず

努めて明るく振る舞った