猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

日々がまわっていく

月曜が憂鬱だったことはない

むしろ家族全員揃う日曜は

大人になるまで苦手だった

 

空気が薄くなりそうで

心のありかを見失って

表情すらなくせば

冷たいやつめと睨まれた

 

家族という単語に

安堵を覚えることは夢のまた夢

それでも

幸せという言葉に囚われすぎなければ

日々はそれなりにまわっていく

 

月曜が憂鬱だったことはない

ひとりが孤独と結びついたことがない

むしろ家族全員揃う日曜は

大人になるまで苦手だった