猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

函(はこ)

タイトルから決めれば

何も浮かばず

さらさら筆が走る日は

反吐が出るほど

自分を憎む

 

嘘つきになりたい

嘘つきでいたいわけじゃない

嘘つきと呼ばれたい

嘘つきと罵られたいわけじゃない

 

体を開いていても

心は閉じたまま

今日も

揺れる世界を甘受する

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