猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

極上ではなくても

極上ではなくても

軽やかでなくとも

擦り切れていても

どうにも草臥れた器ではあるが

寄り添い歩む

 

いつかの明日

わたしはわたしでなくなり

わたしの宇宙から出ていくのだ

 

それまでは

新品でなくても

悩み多くとも

ひび割れていても

どうにも草臥れた器ではあるが

寄り添い歩む

 

わたしを生きる

 

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