猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

どこでもない場所へ

心に刺さったトゲの抜き方は

相変わらずだけど

そこから何かを産むことは

嫌いではない

 

意味や理由を纏うより

曝けだせばよいのだ

 

弱さも狡さもそのままに

不器用に紡げば

どこにもない歌になり

どこでもない場所になる

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イラスト:伊藤乃吏子さん