猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

誰のせいとは言わないけれど

プルルと震えるスマートフォンが

憂鬱な時間を連れてくる

大抵は連れ合いから

「迎えにきてよ」の

ド迷惑LINE

冬の午前2時

人目を気にしながら

タクシーに飛び乗った

 

行き先は

ほんの近所だったり

見たことも聞いたこともない街だったり

救急病院だったり(死んだのかと仰天したものだ)

 

忘年会も新年会も

だからあたしは今でも苦手だ

 

誰のせいとは言わないけれど

 

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291さんによるイラストACからのイラスト