猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

僕と猫

シャーッとカーテンを開ければ

風にあたっていた猫が

ゆっくり瞬きした

 

長いこと

僕の話し相手は猫だけで

耳を満たすのは

昔カーラジオからあふれてた

切なすぎる歌ばかり

 

不思議を不思議と感じなくなって

恐怖が自分の影だと気づいて

悩みには寄り添えばいいと

日記にしたためる

 

シャーッとカーテンを開ければ

今日も猫との会話で

始まるのだ

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