猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

晩夏

キライなくせに

いってしまえと心底願ってるくせに

解放される頃には

ぐったりしているくせに

 

もうちょっと

あと何日か

とどまっても許すよ

 

愚かにも毎年考えてしまう

 

暑いのはキライなくせに

夏なんていってしまえと心底願ってるくせに

解放される頃には

ぐったりしているくせに

 

秋に手が届く頃

安堵と焦りと悲しみが

ぐるりと押し寄せるのだ

 

 

f:id:Sala-Y:20190710122506j:plain