猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

ある種のしたり顔で

冷酷さも小粋も

大人になるにつれ同居しているんだと

知る

ひとりの中にだ

 

折り合いのつけ方と

使い分けのバランスを

ある種のそこ意地悪さで

ゆらゆら揺れた

瞬間ごとにだ

 

壊れるよりよかろうと

ある種のしたり顔で

言葉を繰り出す

刃の代わりにだ

 

 

 

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