猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

秋を恋う

秋を恋う秋を恋う

厭われても失われても

秋を恋う

 

あなたを思って泣く心

なのに

じぶんのことはさっぱりで

やはりどこかが壊れているか

やはり何かが違ってきたか

 

答え知らずの愛憎なんぞ

お腹の足しにもならないわ

 

せめて

秋を恋う秋を恋う

厭われても失われても

秋を恋うきみを恋う

きみを想う