猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

愛を啜る人

愛を啜っては

真実ではないと吐き出すのだ

そのくせ不機嫌の塊になり

まだまだ足りないとばかりに

貪り続けるのだ

 

闇は揺れ

光は揺れ

入り乱れて影を落とす

群れに染まれない心を

誰が知るだろう

 

愛を齧っては

偽りだらけだと吐き出すのだ

そのくせ不機嫌の塊になり

まだまだ足りないとばかりに

貪り続けるのだ

 

 

f:id:Sala-Y:20211009110718j:plain