猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

あたしを隠す

そのうち冬は

もっと濃くなって

あたしを隠す

 

やっとようやく

気兼ねなく

足跡残して

飛び跳ねる

 

耳を澄まして

少し怯えて

そうっとそっと

小首かしげ

また

ひたすらに走ってく

 

そのうち冬は

もっと深くなって

あたしを隠す

 

愛と祈りを織りあげて