猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

リアルに枕を抱いて眠るなんて

「うそでしょ」

そう思っていた

 

一人だからさびしいのは

いつものことで

二人だから孤独が増すのも

体感済みで

 

もやもやと言葉にならない喪失感が

深く深く

あたしの中で広がり続ける

 

リアルに枕を濡らすなんて

「うそでしょ」

そう思っていた