猫街暮らしの詩人さん

猫街に暮らす詩人さんのひとりごと

ごっこ

出かけなくていい休日が

もしもとれたら

ごっこ遊びに興じる

 

例えば

 

買っただけで満足した

買っただけで一度も開かなかった

そんなあれだのこれだのを

ダンボールに

思いのまま詰めて

(どこかへ送るか

いつか発掘して楽しむかは

あとで決めればいい)

 

黙々と

ただ黙々と

 

まるで引っ越すかのように

この街を去るつもりで

興じるのだ

 

さて

そばでも買ってくるとするかね